【書評】世界の仕組みを物理学で知る

自分の知らない世界って面白いですね。この本を読んで、何度も「へぇ~、面白!」って呟いちゃいました。いつもと違う世界を少しだけ楽しみたい方、おすすめです。

目次
1. 世界の仕組みを物理学で知る
2. この本をおすすめの人
3. 本を読んだ感想
4. 参考図書

世界の仕組みを物理学で知る

タイトル世界の仕組みを物理学で知る
著者松原 隆彦
出版社山と溪谷社
本体価格1,540円

この本をおすすめの人

なんで空って青いの?その理由を知りたい方

なんで夕焼けってオレンジなの?その理由を知りたい方

相対性理論を少し感じてみたい方

宇宙の壮大さに浸りたい方

本を読んだ感想

 物理学ってなんだか難しくてとっつきにくいですよね。わたしもそんな一人です。

 この本はわたしのような素人にも物理の面白さを教えてくれます。赤外線ヒーターはなんで暖まるか、スマホは部屋の中でもなんで利用できるのか、夕焼けはなんで赤いのか。そんな日常の不思議をかみ砕くように分かりやすく物理で説明してくれます。子供のとき、なんでも教えてくれた近所の優しいお兄ちゃんみたいに。

 また、この本は宇宙の成り立ちや地球の寿命などもでっかいスケールで解説してくれているので、人間の毎日の悩みがすっごく小さく感じます。宇宙ってすごいな。人間関係とかに悩んでいる方、ぜひご一読を。

 さらにこの本は最近はやりの仮想通貨と量子コンピュータの関係も語ってくれていたりもします。話題のバリエーションが広くで読者をなかなか飽きさせません。

 あと、物理って、どう世界を捉えるか?ってところに端を発しているから、ちょっと哲学みたいなところがあるんだよなぁ。小さいころ、毎日、夜中に星を眺めては、なんですこしづつ動くんだろうか、夏の星と冬の星がなんで違うんだろうか、って不思議君だったころを思い出します。大人になっても、自然のからくりを知ることはワクワクします。

自己採点(満点:☆☆☆☆☆)
読みやすさ☆☆☆☆☆
分かりやすさ☆☆☆☆
お役立ち度☆☆☆
ストーリーの一貫性☆☆☆☆
推奨度☆☆☆☆

参考図書

「日常の不思議を物理学で知る」松原 隆彦(山と溪谷社)

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