【書評】金持ち兄さん 貧乏兄さん

 少し前に「金持ち父さん貧乏父さん」って本が話題になりましたが、パクリ 似たようなタイトルの本が発刊されました。正直、何かのパロディ?って感じで、タイトルみて吹きそうになりました。こんな冗談みたいなタイトルつけるなんてどんな著者なんだろう、という興味本位で買ってみた本です。

 読み終えました。・・・・・すいません!謝ります!大変申し訳ございません。

 

 二つの本の中身は互いに全然違うし、「金持ち兄さん 貧乏兄さん」にもちゃんと独自性はあって、分かりやすく、真面目に自己成長の大切さや金融を教えてくれるとっても勉強になる本でした。

目次
1. 金持ち兄さん 貧乏兄さん
2. この本をおすすめの人
3. この本を読んで分かること
4. 本を読んだ感想
5. 参考図書

金持ち兄さん 貧乏兄さん

タイトル金持ち兄さん 貧乏兄さん
著者三浦 優樹
出版社Kindle 本
発行日2021/4/21
本体価格580円(Kindle Unlimitedにて無料)

この本をおすすめの人

大学生。社会人 新人さん。

パチンコにハマっちゃっているけど、出きればやめたいなぁと思っている方

ソシャゲにハマっちゃっているけど、出きればやめたいなぁと思っている方

ストレスでついついたくさん買い物しちゃう方

社会人の読書がいかに大切かを知りたい方

孤立と孤独の違いを知りたい方

この本を読んで分かること

  • 社会人が読書する大切さ
  • 依存症を克服する方法
  • 他人を幸せにすることで大切な人も幸せにできること
  • 労働を切り売りして生活することから卒業する方法
  • 若い時の投資対象
  • 時間の大切さ
  • この世の仕組み

この本を読んだ感想

 ぼくらの時代って、いい学校に入って、安定な会社に勤めて、会社のストレスをお酒とかで解消して、なんとなく続けて生活することが1つの庶民の細やかなロールモデルになっていました。

 最近、FIREもそうだけど、この古くからある人生モデルに対するアンチテーゼの提唱が多い気がします。この本もそういう考え方で書かれています。新しいタイプの人生モデルを提唱しているという意味で、社会人の新人さんはこの本をぜひ読んでほしいです。きっと、何かを感じて、明日が少し変わるはずです。

 よく考えたら、こういう考え方って今の時代背景から来る新しい考え方だから、今の大人はあまり語れないんじゃないかな。著者の三浦優樹さんは20代。20代だからこそ書ける本っていう気も少しします。20代でこの本を書けるってどんだけ世の中の本質を見抜いているんだと恐ろしい気分にもさせられます。

 この本は単なる新しい人生モデルを提唱するだけでなく、投資の本質や意味を分かりやすく説明してくれています。投資と聞くとなんだか難しそうで眉唾みたいな印象を持つ方も多いと思うけど、この本は、投資の本質を見抜き、それをかみ砕くようにやさしく説明し、その内容が今の時代にも合っていると思います。

読書時間

 大学生を対象とした読書時間のアンケートで、過半数が「0分」と回答するのは読書時間を問うようになった2004年以降初めて、一方で、1日に120分以上と長時間読書する層は引き続き存在して、ここでも、二極化のようです(引用:大学生の読書離れが浮き彫りに 「1日の読書時間0分」過半数に出版社も危機感:原因は「スマホ」ではなく – ITmedia ビジネスオンライン

 私の親が読書好きだったので、その影響もあって、小さい頃から読書が好きです。読書が仕事にとてもいい影響を与えていることをひしひしと感じます。

 読書時間と年収の関係を調査した結果もありました。年収の高さは読書時間と正の相関があることも報告されています。

つまり、青色で示しているバーが、サラリーマン想定の年収幅でして、青バーグラフで比較すると、年収が増えると読書量の平均値も増える、つまり年収と読書量の平均値に明確な正の相関がありますよね。

読書量と年収の関係。読書量が多いと高収入・お金持ちになる話→読書量を増やして豊かになろう | DreamArk |夢の方舟 (yume-hakobune.com)

 大学生の読書離れの傾向と年収と読書の正相関を組み合わせると、簡単な推察ができます。

 これから、社会はさらに二極化し、読書時間の開きがその二極化に一役買うことになるでしょう

自己採点(満点:☆☆☆☆☆)
読みやすさ☆☆☆☆☆
分かりやすさ☆☆☆☆☆
お役立ち度☆☆☆☆☆
ストーリーの一貫性☆☆☆☆☆
推奨度☆☆☆☆☆

参考図書

「さあ今日も読書!: 読書大国復古の大号令!君たちに日本人専用の聖書を授けよう!」三浦 優樹(Kindle版)

「新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える」千田琢哉(日本実業出版社)

「読書する人だけがたどり着ける場所」齋藤 孝(SBクリエイティブ)

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